みなさん、初めまして。今回取材を担当させていただきました、諌山茉由子です。

生まれも育ちも生粋の日田人です。現在は日田を離れ、北九州市立大学で建築デザインについて学んでいます。
今回は日田で農業を営む、中島陽介さんにお話を伺いました。

中島さんは15年間会社員として働いた後、実家の家業である農家を継ぐため日田にUターンしてきました。
現在は「なかしまおやさい」という名前で生産から販売までを中島さんご自身で行っています。
中島さんの家では期間限定で無人販売所も運営しています。
今では日田の名物となった尺玉スイカ。
中島さんが農家仲間と協力してイチから商品化したものです。

◎おしゃれでかっこいい農家

旧道沿いに「なかしまおやさい」と書かれた看板と小さな無人販売所。
なじみのある野菜から、スーパーでは見かけないような珍しい野菜まで
多くの種類の野菜が並んでいます。
15年間会社員として働き、いろいろな種類の野菜を見てきた中島さん。
生産する野菜だけでなく、魅せ方や売り方にもこだわっています。
珍しい野菜でも魅せ方、売り方によってこれからのスタンダードになることも。
日田という地でどんな野菜をどのように販売したら面白いか、常に新しいことへのチャレンジを怠りません。
「おしゃれでかっこいい農家がおるばい!」
中島さんがこだわって生産した野菜や、販売所が口コミやSNSで広がり、
農家に対するきつい・汚いといったマイナスなイメージを払拭できればと語ります。

 

◎自分に正直に

もちろん栽培にも手を抜きません。
自信のある商品を、自信をもってお客様にお届けしています。
妥協せず手間暇かけて作った中島さんのお野菜。
実家暮らしのとき、なかしまおやさいが食卓に出るとわくわくして、心から美味しいと感じていました。
今思えば中島さんのこだわりがあったからこそだと感じています。

◎お話を聞いて

農業という職業に中島さんらしさが沢山詰まっているなかしまおやさい。
今回お話を聞いて、農家をはじめ仕事に対するイメージががらりと変わりました。
商品の生産から出荷までの作業だけでなく、新商品の開発やブランディング、デザイン、販売方法…
農家の枠にとらわれず色々なことに挑戦する中島さん。
自分から進んで新たなことに日々挑戦し、やりがいを感じながら仕事をする姿がとても印象的でした。
将来わたしも中島さんのように仕事と向き合いたいです。
中島さん、ありがとうございました。